令和元年7月7日(日曜)鹿児島市の宝山ホールで市民公開講座を開催致しました。沢山のご来場ありがとうございました。

当日幾つかのご質問を頂戴致しました。

【ご質問】
痛みで歩行障害はないが、「おかしな症状」のいくつかがあり、不登校に悩む娘がいます。
悪い影響がないなら試してみたいのですが、やっていただけるのでしょうか? 費用はどのくらいかかりますか?

【ご回答】
「悪い影響がないなら試してみたい」ということですが、詳しく診察した上でないと決められません。
直接診察させて頂いた上で、あまり適応がないと判断しても、ご本人も治療を希望された場合は試みることもあります。
費用については厚地脳神経外科病院にお尋ね下さい。

 

【ご質問】
脳脊髄減少症で液を排除することで脳へのダメージはないのでしょうか?
空気を入れた方法ですが、空気はどこから吸収されるのか不思議でした。
また、呼吸した空気はどこに行くのでしょうか?

【ご回答】
「脳脊髄液減少症」と呼ばれていても、実際には減少していないことがほとんどです。
実際に他の病院で「脳脊髄液減少症」と診断されていても、脳脊髄液を捨てることで症状が改善することが大半です。
脳脊髄液を排除しても脳にはダメージはありませんが、病気の種類によっては脳ヘルニアを起こしてしまうものもあるので、注意が必要です。
呼吸した空気は血液に溶けて体中に酸素を運びますし、硬膜外に注入した空気や酸素は、血液や細胞に吸収されます。

【ご質問】
過敏性大腸炎の方が酸素注入法で治療の所に書いてありましたが、効果のあった人の特徴とかあるのでしょうか?同じ病気で、苦しんでいる方がいるので、紹介した方が良いのではと思ったところです。

【ご回答】
過敏性腸症候群と過敏性大腸炎は異なります。炎症があるものが硬膜外酸素注入療法で治る事はありません。追突事故のような非常に軽い頭頸部外傷の後、激しい水のような下痢が続く患者がいらっしゃいます。事故後に頭痛やめまいなどの症状を訴える患者さんに対して硬膜外酸素注入療法を行った後、突然下痢も止まったという患者を沢山経験しました。その意味で、色んな検査をしても激しい下痢の原因が分からないときにこの治療が有効ではないかと考えています。

【ご質問】
慢性疲労症候群と診断されている生徒がいます。体育の授業はすべて欠席か見学です。
無理に運動しない方がよいのでしょうか

【ご回答】
慢性疲労症候群と診断されている患者に運動をさせると、症状は非常に悪くなることがあります。
厚地脳神経外科病院で診察を受けられることを勧めます。正常圧水頭症センターの脳神経外科医 川原 隆 医師が担当医です。

【ご質問】
脳脊髄液減少症と起立性調節障害は必ず頭痛がおきるんですか?

【ご回答】
脳脊髄液減少症と起立性調節障害は別の病気です。そもそも「脳脊髄液減少症」という病気があるかどうかもハッキリしていません。通常マスコミで言われている「脳脊髄液減少症」を念頭において回答すれば、どちらの病気もほとんどの場合頭痛を伴います。
頭痛はかなり激しいものですが、頭痛以外の症状が酷い場合もあります。医学の領域である病気にある症状が「必ず」伴うという言い方は、症状そのものが病名になっている場合以外はしません。片頭痛という病気は必ず頭痛を伴います。しかし、「脳脊髄液減少症」や起立性調節障害には頭痛を伴わないことがあってもおかしくありません。

【ご質問】
足裏のむくみは何が原因か教えて下さい。厚地トレーニングセンター会員です。

【ご回答】
浮腫の専門家ではないので、足裏の浮腫の原因について詳しくお答えは出来ません。一般的に言って、浮腫の原因は心不全などの心臓の病気、低蛋白質や電解質異常のような血液成分の異常、リンパ浮腫という病気があるように、リンパの循環が悪い場合などがあります。しかし、高齢の方で足(膝から下)がむくむのに、ハッキリした原因が分からない人がいます。このような患者さんで頭の検査をし、脳室が正常よりも大きくなっているときに脳脊髄液を排除すると、浮腫が消えることがあり、脳脊髄液の異常も浮腫の原因になっていることが考えられます。
しかし浮腫を扱った医学の教科書にこのような事は、私の知る限り記載されていません。正常圧水頭症の治療をしたら足の浮腫が消えた患者がいるという記載は、一般向けに書かれた正常圧水頭症の本(桑名信匡著 脳外科の名医が答える 認知症は手術で治る 主婦の友社発行)に記載があります。

高木 清 医師の外来診察日は
第1土曜日の午前・午後に行っています。
高木医師の診察に関しては、完全予約制です
厚地脳神経外科病院 電話:099-226-1231 
月曜日から土曜日(祝日除く)9:00~18:00

2019年7月7日 市民公開講座当日の様子

    

 

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